ADHD 治る

ADHDは完全に治る?大人になれば自然と治る?

まずADHDとはどのような種類の病気なのでしょうか?

 

一般にADHDは患者がほかの人と違う行動を取るために
心理的な障害と思われている方が多いようですが、
実際は神経の障害で遺伝的要素の強い病気です。

 

具体的には、体内で体を動かすために必要な物質が
正常に作られていないのが原因です。

 

つまり、神経から体を動かすために分泌される様々な物質が
正常に作られていないために、
神経の機能が低下してしまっている状態をいいます。

 

ただ、遺伝的要素を持っているからといって
すべての人がADHDになるわけではありません。

 

現在の研究では、遺伝的要素のほかに環境の影響や
外部からの刺激がADHDを発症するきっかけとなっているといわれています。

 

これ等のことを見てもADHDは完治するタイプの病気ではないことが分かりますが、
一般生活に影響のない程度に回復することは可能ともいわれています。

 

但し、機能的欠陥が原因ですので、
ある程度回復するまでは時間がかかる病気でもあります。

 

また、神経障害は発育段階で機能がある程度回復する場合もありますが、
個人差が大きいので放置することはお勧めできません。

 

今までの内容をまとめると

 

・子供のADHD治る?
→遺伝子が原因のため完治しません

 

・ADHDは完全に治すことはできる
→完治はしませんが、普通に暮らせるまでは回復可能です

 

・大人になれば自然に治るの?
→まれなケースで自然に症状が治まってくることもありますが完治ではありません

 

このような内容になります。

 

さらに重要なこととして、ADHDは早期発見、
早期治療が大きな効果をもたらすといわれています。

 

早期発見のためにはいろいろな方法があります。

 

最近では各種ホームページで子供のADHDを見つけるためのチェック方法が
紹介されていますので疑いを持ったらまずセルフチェックしてみるのも大切です。

 

また、無料で相談できる各自治体で行っている
専門機関へ相談するのもよいでしょう。

 

おもな相談窓口としては「子育て支援センター」、
「発達障碍者支援センター」、「保健センター」などの名称で
設置されていますので、各市町村役場にまず聞いてみるとよいでしょう。

 

専門機関のカウンセリングの中には
有料のところもありますから事前に確認が必要です。

 

治療に関しては薬物治療と心理療法の2種類がありますが
どちらか片方だけでは効果的な回復は望めません。

 

効果的な回復を望むのであれば、病院任せでなく一番身近にいる親が
ADHDについてしっかりと理解しなくてはなりません。

 

子供の行動にイライラしてつい「どなる」「たたく」「言葉で傷つける」
という行動をとってしまうと、せっかくの薬物の効果も半減してしまいます。

 

ADHDは発育障害であって知能障害ではないので、
子供の思考内容は通常の子供と何ら変わりはありません。

 

つまり一番困っているのは子供自身なのです。

 

早期発見、早期治療の効果を最大限にするためにも
まず親がADHDについてしっかりと理解を深めることが大切です。