ADHD 遺伝

ADHDと遺伝との関連性について調べてみました!

ADHDと遺伝の関係がよく取り上げられていますが実際はどうなのでしょうか?

 

まずは原因について見てみましょう

 

ADHDはAttention-DeficitとHyperactivity Disorderの
頭文字をとって合体させた名前で、
注意欠如と多動性障害を併せ持った病気ということになります。

 

この症状は、脳の思考をつかさどる前頭葉の働きが
うまく機能していないためにおこる症状だと考えられています。

 

前頭葉が機能するにはドーパミンという物質が前頭葉から
繊維のような神経細胞(ニューロン)を通して体の各部分に
運ばれなければならないのですが、ADHDの場合はドーパミンが
スムーズに運ばれないため、前頭葉の機能が低下して
注意欠如と多動性障害の症状が現れると考えられています。

 

現在の研究では前頭葉の機能低下がおこる要因は
遺伝によって引き起こされているのではないかといわれています。

 

ただ、ADHDの遺伝要素を持っているからと言って
必ずADHDになるわけではないのも事実です。

 

遺伝要素からADHDが発症するきっかけとなる要因が
ほかにもあるのではないかという研究が進められており、
現時点では、生活環境に存在する化学物質や食べ物に含まれる
何らかの物質がきっかけの原因ではないかと研究されていますが、
まだ特定はされていないのが現状です。

 

これ等をまとめると、ADHDの遺伝的要素を受け継いだ子供が
環境に存在する様々な要因をきっかけに発症するということになりますが、
まだまだ研究の余地があるため一概に決めつけられないのが現状です。

 

その他に遺伝的要素の研究としては、「家族性」があげられています。

 

この研究は、同一家族内に患者がいるとそのほかの人も
発症しやすい傾向についての研究で、ADHDにおいての家族性は
両親のどちらかにADHD患者がいた場合は子供も発症しやすい傾向になるというものです。

 

ただこれは、遺伝要素とそれ以外の同一環境の影響も含まれていますので、
100%遺伝が原因という訳ではありませんが、
遺伝による体質とADHD患者と同じ生活環境が
病気を発生させる原因となっていることは考えられることです。

 

さらに、兄弟姉妹の誰かがADHDの場合ほかの子もADHDになる可能性が
高いといわれていますが、これも遺伝が原因なのか、
同じ環境の影響なのかはっきりとしていません。

 

男女での発現率が違うということも言われていますが、
男女の行動傾向からみて女の子のほうがおとなしいことから
発見が遅れていることがあるので一概に決めつけることはできないようです。

 

最後に遺伝的要素があるといっても化学的にADHDを検査することは
現在の状況ではまだ確立されていないため、
精神的な病気との誤解を受けやすいのが現状です。

 

早くADHDの研究が進み、安心して子供が
治療を受けられるようになることを期待しましょう。